OpenSeaってどう使うの?購入?販売?どうやるの?
そんな悩みを解決しましょう!
当ブログで紹介しているGameFiやNFTは、そのプロジェクトのサイトやアプリで取引できるものもありますが、NFTマーケットプレイスで取引されていることもあります。
NFTマーケットプレイスは複数ありますが、その中でも世界最大規模の取引量を誇るプラットフォームがOpenSea(オープンシー)です。
今回は初心者向けに『OpenSea(オープンシー)』の特徴や基本的な使い方について、解説します。
・OpenSeaは、多くのNFTが取引できる大規模オンラインマーケットプレイス
・OpenSeaの基本的な使い方
・OpenSeaでNFTを販売する方法
OpenSea(オープンシー)とは?
公式HP | https://opensea.io/ja |
公式X(旧Twitter) | https://twitter.com/opensea |
OpenSea(オープンシー)は、2017年に創業されアメリカに本社を置く、NFTを取引するためのオンラインプラットフォームです。
NFTはブロックチェーン上で一意のデジタル資産を表し、アート、ゲームアイテム、バーチャルランドなどさまざまな分野で利用されています。
↓↓↓NFTとは?↓↓↓
OpenSeaでは、こういった様々な種類のNFTを取引することができます。
また、可能な限りあらゆるチェーンのNFTとユーザーをつなぐことをめざして、OpenSeaではEthereum、Polygon、Klaytn、Solana、Arbitrum、Optimism、Avalanche、BNB、Zoraといったブロックチェーンに対応しています。
OpenSeaの特徴
OpenSeaには、以下のような特徴があります。
・多岐にわたるNFTが取引可能な世界最大級のプラットフォーム
・初心者でも使いやすいサイト
・誰でも簡単にNFTの作成〜販売まで行える
・NFT同士を交換できる「OpenSeaDeals」
多岐にわたるNFTが取引可能な世界最大級のプラットフォーム
OpenSeaは、アート、音楽、動画、ゲームアイテム、バーチャルランドなど、多岐にわたるNFTを取引できるプラットフォームです。
この多様なアセットの取り扱いは、クリエイターやアーティスト、ゲームデベロッパー、ブロックチェーンの愛好家にとって大きな魅力となっています。
そのため、複数あるNFTマーケットプレイスの中でも世界最大規模であり、2022年5月には4億575万ドル(約532億円)の月間取引高を記録しています。
取引高もすごいけど、「CryptoPunks(クリプトパンクス)」や「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」っていう有名なNFTコレクションをラインナップしているのもすごいんです!
初心者でも使いやすいサイト
OpenSeaのウェブサイトは、使いやすく直感的なユーザーインターフェースを提供しています。
初心者でもわかりやすく、検索、購入、販売がスムーズに行えます。
これにより、ブロックチェーンやNFTの知識が浅いユーザーでも簡単に取引を始めることができます。
また、質問や問題が生じた際には、ヘルプセンターやコンタクトフォームを通じて、サポートスタッフが迅速かつ丁寧に対応してくれるため、ユーザーがトラブルに直面した場合でも、サポートが頼りになる環境が整っています。
誰でも簡単にNFTの作成〜販売まで行える
OpenSeaでは、誰でも簡単にNFTを作成して販売することができます。
作成自体は無料で、NFTにしたいデータをOpenSeaへアップロードし、プロパティ、レベルや統計の追加などを設定すれば簡単にNFTができあがります。
また、作成したNFTはOpenSeaでスムーズに販売することも可能ですので、クリエイターなどには大きなメリットと言えます。
NFTを作成できるマーケットプレイスは他にもありますが、だいたい手数料がかかるところ、OpenSeaだったら無料で作成することができます。
NFT同士を交換できる「OpenSeaDeals」
2023年7月に「OpenSeaDeals」がリリースされました。
OpenSeaDealsは、OpenSea上で取引に出したいNFTとWETHを条件として提示し、その条件とマッチした相手と取引、要は交換ができる機能です。
これまで、NFTを交換したいような場合は、直接NFT保有者とDMなどでやりとりする必要があったため、詐欺などの問題が起こっていました。
しかし、この機能により、OpenSeaで安全に取引を提供、閲覧、受諾できるようになりました。
また、2022年5月に導入した「Seaport」を利用することで、ガス代(手数料)も安く抑えられるようになっています。
交換といっても価値が見合わないとダメなので、例えば100ドルのNFTに対して、30ドルのNFT…じゃ足りないから70ドル分のWETH足すとか、30ドルのNFTを3枚+10ドル分のWETHにするとか、いろんな組み合わせで条件を提示できるんです。もちろん逆もね!
WETHとは、「Wrapped ETH(ラップドイーサリアム)」のことです。
イーサリアムブロックチェーン上の「ERC-20」規格で、イーサリアムの価格に連動しているトークンであり、1WETH=1ETHの価値を持ちます。
「ERC-20」は、イーサリアムブロックチェーンと互換性を持つ暗号資産を作るための規格ですが、イーサリアム自体はERC-20以前に開発された規格のため、ERC-20規格に対応していません。
そこで、ETHがERC-20規格と相互運用できるように作られたのがWETHです。
OpenSea上では、ETHは黒ロゴ、WETHはピンクロゴで表示され、ETH⇔WETHの交換が可能です。
OpenSeaのガス代
OpenSeaは無料でアカウントを作成して、さまざまな作品を閲覧することができます。
ただし、NFTを取引する際には、ガス代が発生する場面がありますので知っておきましょう。
ガス代とは、イーサリアムなどのブロックチェーンネットワークを使う際に、ネットワーク利用にかかる手数料として、ユーザーが支払うものですね。
NFTを購入する場合
購入する際にガス代が発生する場面は、以下の通りです。
◎固定価格で購入
出品されている価格で即購入という場合には、ガス代が発生します。
◎初回オファーをする
オファーとは、購入したい価格を出品者に提示して購入する方法です。
このオファーを「初めて使用する通貨」で行う際は、初回のみガス代がかかる仕組みになっています。
2回目以降にオファーを行う場合、ガス代は発生しません。
◎オファーを取り消す
イーサリアムの作品への購入オファーをキャンセルする際はガス代が発生します。
オファー価格の出し直しや、購入見送りなどでの取り下げでガス代が数百円~数千円かかってしまいますので、ご注意ください。
◎ETHからWETHに交換
OpenSeaでオファーやオークションにてNFTを購入する場合、「ETH」ではなく「WETH」を使います。
NFTを販売する場合
販売する際にガス代が発生する場面は、以下の通りです。
◎出品初回
Ethereumのアイテム(コレクション)を初めて出品する際は、ガス代が発生します。
また、初回のみWETHの利用承認も必要となります。
◎出品キャンセル
出品のキャンセルや販売設定を変更する際に、ガス代が発生します。
◎オファー依頼を受ける
出品していない作品へオファーで販売する際は、ガス代が販売者の負担となります。
購入者の希望額で売っているのに…という気もしますが、オファーを”承諾”することに対してのガス代という考えでしょう。
◎エアドロップする
誰かにNFT作品を無償で提供することを「エアドロップ」と言います。
OpenSeaには「Transfer(送る)」機能があり、NFT作品を他の方へ送れるようになっています。
他の方へ送る際にはガス代が発生します。
ガス代は結構かかるので、どんなタイミングで必要なのかは知っておきましょう!
OpenSeaを始めるには?
OpenSeaを利用するための始め方は以下の通りです。
1.仮想通貨を購入する
OpenSeaの利用は無料ですが、NFT作品を購入する際はETHなどが必要になります。
また、取引の際にガス代が発生する場合もありますので、暗号資産取引所で仮想通貨を購入しましょう。
2.仮想通貨をMetaMaskに送金する
仮想通貨を購入したら、MetaMaskなどの暗号資産ウォレットに送金しましょう。
OpenSeaではMetaMaskのほか、Coinbase WalletやTrustWalletなどの暗号資産ウォレットが利用可能です。
↓↓↓MetaMaskをお持ちでない方はこちらをご参考に↓↓↓
3.OpenSeaとMetaMaskを接続する
MetaMaskと資産の準備ができたら、OpenSeaにアクセスし、MetaMaskと接続しましょう。
OpenSeaにアクセスすると、右上に「ウォレットを接続」と表示されていますので、MetaMaskを選択して接続しましょう。
MetaMaskの署名に同意すれば、OpenSeaでのNFT取引が可能になります。
★ウォレットの中身を確認する
MetaMaskに仮想通貨やNFT作品がある方は、OpenSea上で確認することができます。
◎仮想通貨
OpenSeaにMetaMaskを接続すると、サイトTOPの右上に資産が表示されます。
クリックするとチェーンなども変更できます。
◎NFT作品
MetaMaskに保管されているNFT作品はプロフィールから確認できます。
資産が表示されている●をクリックするとメニューが展開されますので、一番上を押します。
ちなみに、アカウント名などは展開されるメニュー内の「設定」から変更することができます。
OpenSeaでの購入方法
OpenSeaでNFTを購入する手順は以下の通りです。
MetaMaskなどの暗号資産ウォレットは接続しておきましょう。
1.NFT作品を検索する
OpenSeaでは、アートや音楽、写真など様々なカテゴリーからNFT作品を検索することができます。
サイトTOPの上にある検索窓にキーワードを入力して検索、またはカテゴリーから取引したいNFT作品を見つけてみましょう。
また、特定の購入スタイルを利用したい場合は、ページ左側の 「今すぐ購入(Buy Now)」、「 (カードで購入)]、または [On Auction (オークションで )] を選択して絞り込めます。
2‐1.欲しいNFT作品を取引する(Buy Now)
欲しいNFTが出品されていて、その価格で購入する場合は「今すぐ購入(Buy Now)」をクリックして、NFT作品を購入しましょう。
トランザクションをMetaMaskで承認して支払いが完了すれば、自身のウォレットに作品が追加されます。
なお、出品価格で購入せずに「オファーを提示(Make offer)」にて価格を提示して購入も方法の1つです。
初めてのオファーはガス代がかかりますが、オファーで購入できれば、ガス代は出品者負担になります。
2‐2.欲しいNFT作品に入札する(Place bid)
OpenSeaでNFTを購入する際、「Place bid」というオークション形式での取引方法もあります。
オークション形式でNFTを購入する際は取引したい金額を入力し、オファーを送りましょう。
オークション形式の場合、別のユーザーが自身のオファーより高値でオファー出した場合は購入できませんので、注視しておく必要があります。
OpenSeaでの販売方法
OpenSeaでNFTを販売する手順は以下の通りです。
1.販売したいNFT作品のページを表示する
まずは、自身が所有している販売したいNFT作品の詳細ページを表示しましょう。
詳細ページの右上に「販売用に出品(Sell)」がありますので、クリックします。
2.NFT作品の販売条件を設定する
次の画面で販売方法や価格の設定をしましょう。
OpenSeaでの販売方法は「固定価格(Set Price)」「オークション形式(Highest Bid)」「グループでの販売(Bundle)」の3種類があります。
設定が決まったら、「リスティングの掲載を完了」をクリックすれば出品は完了となります。
ちなみに、OpenSeaではガス代とは別に、すべての二次販売に対して2.5%の手数料がかかります。
ウォレットさえ接続すれば、購入も出品も簡単にできちゃいます♬
まとめ
今回はNFTマーケットプレイス『OpenSea』の特徴、始め方や使い方を初心者向けに解説しました。
OpenSeaはNFT取引のための人気プラットフォームであり、アート、ゲーム、エンターテインメント業界に革新をもたらしています。
ユーザーは簡単な手順でNFTを購入・販売できるため、クリエイターとファンの間で新たな経済的な機会を提供しています。
しかし、NFT取引においては注意が必要であり、リスクを理解した上で活動することが重要ですので、OpenSeaであっても注意しておきましょう。