大手自動車メーカーである「本田技研工業株式会社(HONDA)」が、Web3.0に意欲的なことはご存じでしょうか。
HONDAはイベントでの特別NFTの配布やGameFiプロジェクトへの参入など、数年前から徐々にWeb3.0技術を活用したビジネス展開を進めています。
今回は、2024年にHONDAが開始した、期間限定のWeb3.0プロジェクト『Honda Synergy Lab.(ホンダ・シナジー・ラボ)』について、紹介したいと思います!

本格的に動き出したのは7月なので、クルマ好きの方は一見の価値ありかと!
・Honda Synergy Lab.はHONDAが実施する期間限定Web3.0プロジェクト
・Web3.0初心者でも簡単に無料で参加できる
・クリエイティブプロジェクトの「Pale Blue Dot.」と「METAGARAGE 2024」が同時進行
・コミュニティでの貢献度に応じて、会員証NFT保有者はランクアップできる
・最終的にはHONDA期間限定NFTが入手できる
Honda Synergy Lab.とは?
Honda Synergy Lab.は「みんなでワイワイガヤガヤすることで、今までにないワクワクを生みだす」というビジョンのもと、ラボメンバー(ユーザー)とHondaが一緒にクリエーションやイベントを楽しむコミュニティです。
対応プラットフォーム | ブラウザ |
対応言語 | 日本語 |
ブロックチェーン | Polygonチェーン |
公式HP | https://honda-synergy-lab.jp/ |
公式X(旧Twitter) | https://x.com/honda_syn_lab |
公式Discord | https://discord.gg/C9acSMk5JD |
2024年7月15日~2024年10月14日までの期間限定のクリエイティブプロジェクト「Pale Blue Dot.」と「METAGARAGE 2024」を開始しました。
Honda車をオリジナルカスタマイズしてデジタル上で出展したり、2人のキャラクターをユーザーみんなで手助けしたり、”コミュニティ”を重視しているプロジェクトとなっています。
どちらも、コミュニティ内でお題に沿ったアイディアの募集があり、集まったアイディアをもとに参加者全員でコンテンツを創作していきます。
そのため、コミュニティへの参加はWeb3.0の知識よりも、積極的なコミュニケーションの方が求められます。
プロジェクト参加にはNFTやブロックチェーンの知識や投資は特に必要とされない為、クルマが好き!デザインとか好き!という方は気軽に参加できるプロジェクトです。

プロジェクト最終段階にはNFT保管用にMetaMaskを使いますが、そのあたりはWeb3.0初心者向けにサポートがあるので、誰でも参加可能です♪
プロジェクト概要
クリエイティブプロジェクトの「Pale Blue Dot.」と「METAGARAGE 2024」は、それぞれのプロジェクトの会員証NFTを取得することで、参加が可能となっています。
NFT取得というと、馴染みのない方にはハードルが高く感じられるかもしれませんが、参加する過程に簡単に作れるウォレット(NFTの保管場所)作成があるため、Web3.0初心者でも気軽に参加できます。
ちなみに、ウォレット作成はTorus Labs Pte Ltdが提供する「web3Auth(Web3アプリケーションの認証プロセスを簡単にするサービス)」を導入しています。
2つのプロジェクトのNFT取得方法などの基本は同じですが、内容は異なるため、概要を見ていきましょう。
Pale Blue Dot.
「Pale Blue Dot.」は、トラブルにより地球へと不時着した ”カペラ” と ”スピカ” を助ける共創型プロジェクトです。
『2人が故郷に帰るために必要な、宇宙船のユニットが世界各地に散らばってしまった…』
ユーザーはHonda DAO研究所のメンバーとなり、2人が宇宙船ユニットを回収できるように「探索Misson」に参加することができます。
”カペラ” と ”スピカ” は、クルマのパーツ【Honda Item】を取り込むと変身できるので、ユーザーはどう変身させるか、Missonクリアするには何が必要か?などの意見を出し合って、クリアをめざします。

初回となるMission_01は、2024年7月22日に発表され、【幻の砂州に落下した宇宙船のキャビンを探索せよ!】というお題でした。
Discord内に議論用のチャンネルが設けられており、テキストコメントのほか、手書きやAIのイラストでさまざまな意見出しが行われています。
どのItemを使用するかは投票により決定して採用予定で、常にユーザー参加型のプロジェクトとなっています。

人気のアイディアは、すべてのMisson終了時にNFTのデザインに採用されるんですって!
METAGARAGE 2024
「METAGARAGE 2024」は、ユーザーがオリジナルのバーチャルカーをデザインし、メタバース上の展示会に出展することができます。
スマホやPCなどデジタル上でカスタマイズが楽しめ、ベースとなる車種は、Hondaのクルマから4種セレクトされています。
また、デザイン~展示までのスケジュールが公開されており、
7月中旬:共創企画第一弾スタート
8月上旬:自分だけの1台が作れる『My Garage』オープン
9月下旬:自分だけの1台を展示できる『METAGARAGE』オープン
10月上旬:『METAGARAGE』で展示した自分だけの1台をNFT化
となっています。
7月に行われている共創企画では、N-BOX、WR-V、CIVIC、CIVIC-TypeRのバーチャルカーに装着できるホイールのデザイン案への投票⇒スケッチ案への投票と進行し、今後もパーツ製作やペイント企画なども予定されています。

プロジェクト終了時には、デザインしたオリジナルカーがNFT化される!って何か嬉しい企画ですよね。
Honda Synergy Lab.を始めるには?
Honda Synergy Lab.始め方は以下の通りです。
1.Discordのアカウントを用意する
Honda Synergy Lab.は主にDiscord上での意見の出し合いがメインの参加方法となる為、Discordのアカウントは必須となります。
利用したことがない方は先にアカウントを作成しておきましょう。
2.参加登録をする
まずは、Synergy Lab.コミュニティ(Discord)へ参加しましょう。
参加すると、NFTをもらうためのウォレット作成をすることができます。
[ウォレットを作成しよう]というチャンネルがありますので、その中の「ウォレット作成」をクリックすればOKです。

3.会員証NFTをもらう
コミュニティ内で実施される共創プロジェクトへの参加には、会員証NFTが必要です。
配布期間中であれば、無料で受け取ることができますので、受け取っておきましょう。
★配布期間:~8/22(予定)
★受け取り方法
①参加したいプロジェクトをクリック
・ Pale Blue Dot.:https://honda-synergy-lab.jp/membership/nft-a/
・ METAGARAGE 2024: https://honda-synergy-lab.jp/membership/nft-b/
②ミントボタンをクリック
時間がかかる場合は、ブラウザを閉じて待ってみましょう。
ミントが完了すると、Discordコミュニティの[ミント完了通知]で通知されます。

4.ウォレットでNFTを確認
通知がされたら、自身のウォレットでNFTを確認しましょう。
ウォレットはこちら(https://honda-synergy-lab.jp/assets/)からアクセスできます。

5.Discordコミュニティで活動する
1~4の工程で参加準備は完了です。
あとは、各プロジェクトのMissonや投票などに参加していきましょう。
なお、Discordコミュニティ内では発言などにより経験値が貯まり、会話レベルが上がります。
会話レベルが一定に達すると「WAIGAYA_LV〇」ロールが付与され、会員証NFTのランクアップが可能になる予定とのことです。

プロジェクト参加で意見をいうのはもちろん、雑談できる場所もあったりするので、楽しく会話していけばレベルが上げられそうです。
プロジェクト終了時には、NFTを保管しているウォレットは使えなくなるようです。
終了前にMetamaskに移動すれば、プロジェクト終了後も永久に保有することができますので、Metamaskをお持ちでない方は作成しておきましょう。
なお、移動手順については、コミュニティ内で案内があるそうです。
まとめ
今回は自動車メーカーのHONDAが手掛ける『Honda Synergy Lab.』について紹介しました。
Honda Synergy Lab.は、2つのクリエイティブプロジェクトからなる、10月14日までの期間限定Web3.0企画です。
Hondaの車種をオリジナルデザインでカスタマイズしたり、クルマパーツでキャラクターを強化したり、クルマが好きな方など多くの人が楽しめる内容となっています。
また、いずれのプロジェクトも参加者がアイディアを出すことで進んでいく、共に創り上げるコミュニティ重視の内容であり、新しいタイプのNFTプロジェクトと言えます。
会員証NFTは配布上限へ達した時点で募集終了となるそうなので、興味がある方は早めに参加しておきましょう。

デザインとかNFT化とか楽しみなので、10月までと短いですが楽しみたいと思います♬